恋の峠
戸川智砂子 作詞
多岐川大介 作曲
燃える夕日を 背にうけた
恋の逆道 ふたり連れ
暮坂峠を 越えたなら
一夜泊まりの 露天風呂
足早に ああ 手を取りあって
谷間の宿へ
風にたたずむ 記念碑が
旅の牧水 偲ばせる
世間の噂は 無責任
街を追われた はぐれ雲
逃げてゆく ああ むらさき色の
山すそめざす
耳をすませば 谷川の
水の瀬音が 続く道
暮坂峠は たそがれて
風に身を切る 水車小屋
肩だいて ああ 明日をさがす
愛するふたり